― まずは古田さんの24時間を教えてください。
6時から6時30分の間に起きて、新聞にざっと目を通します。堺屋太一さんの「チンギス・ハン」は面白くて必ず読んでいます。そして、8時までには出社。8時30分から朝礼があって、それから1日中ほとんど人に会っていますね。人に会うのが我々の仕事ですから。帰宅するのは9時30分位ですかね。
― 9時半以降が夕食をとったり、家族とコミュニケーションをとったりする個人の時間ですか?
食事は会食など外で済ませてから帰宅します。特に意識して家族とコミュニケーションをとったりはしないですよ。風呂に入って、本を読んで寝るって感じですね。
― このインタビューをさせていただいた方は、皆様寝る前に本を読んでいらっしゃるんですよね。本を読むことで精神的なバランスをとられているようですね。
そういうつもりで読んでいる訳ではないけど、そうかも知れないですね。読まないで寝るのはしんどいから、きっと知らず知らずのうちにバランスをとっているんでしょうね。お客さんとの会食が長引いて帰宅が遅くなって、本を読めない時などよく眠れないことがあります。確かに精神的な部分は大きいかもしれません。
― 就寝時間は大体何時頃でしょうか?
目標は11時から11時30分。7時間寝ないとね、辛いんですよ。昔から。睡眠時間が6時間を切ると思考能力がガクンと落ちる。
― 週末はやはりお仕事をなさっているのでしょうか?
基本的に土日どちらかは仕事をしているね。休日は本を読んだり、2週間に1回位はプールに行ったりします。社長をしている方は皆さんそうだと思うけど、24時間仕事のことを考えているわけだから、仕事を忘れられる時間を少しでも持つようにすることは必要なんだと思います。“無の境地”って感じかな。
― 古田さんのような立場の方は自分で時間をコントロールできる訳ですが、そうではない普通の社員の方は、ワーク/ライフバランスが必要となってくると思いますが、経営者の方が社員の方に望む有効的な時間の使い方はありますか?
個人的にワーク/ライフバランスという考え方は好きではありません。仕事は150%やるものだと思っているから。150%やった人が初めて、どこで気を抜くかとか、どういうふうに時間を有効に使うかということが判るんであって、仕事を150%やる手前の人がワーク/ライフバランスとか言っても意味が無いと思います。1回プライベートをすべて失して、そういう生活を3年から5年やってみる。そうすると時間の使い方や気の抜き方も判るようになるんじゃないかな。時間の大切さも判るしね。
― 古田さんが今のポジションにつく前、150%仕事をなさっていた時期があったと思うのですが、そのときにはどのように動かれていたのでしょうか?
正直なところ、その時期は休日出勤がイヤでした。だから、自分の時間が自由にならない人にとっては休日が必要だと思いますね。今は休みの日に働くことは苦ではないですよ。個人的には休日を積極的に活用するほうではないです。家族との時間とか外食とか、そういうのは面倒で、余計なことさせないでくれという感じでした。
― 仕事に打ち込んでいらっしゃるシングルや共働きの方は、クリーニングや宅配便の受取など日常生活の雑事ができないのが実情だと思うのですが。
そうだと思います。そこで御社のようなサービスが成り立つんだと思います。最近家内の具合が悪くて、ですから修行だと思って宅配便の再配達手続きをしたり、掃除や洗濯をしたりしています。今53歳ですが、40歳前後だったら絶対に耐えられないから、間違いなく御社にまる投げしていると思います。もう随分前になりますが、サラリーマンで年収1500万円超した時に、何で自分が掃除機かけなきゃいけないんだと思ったこともありますよ。家内も働いていましたからね。いま気になっているのは、クリーニングかな。週末、マンションのクリーニングは1時から5時までしか受け付けてくれないから、仕事しながら「会社を3時半には出なきゃ」とか考えることがある。こういうことは結構心理的負担になったりするんだよね。御社のような会社に頼んで、お金で解決したい気持ちもあります。人間としてこれでいいのかなぁとも思うけれど、人間だからって気もするしね。1回御社のサービスを頼んじゃうと頼み続けちゃうと思いますね。
― おっしゃるとおり、欧米ではリピート率が非常に高いですね。1回契約をいただくとずっとご利用いただくということが多いですね。
そうだよね。頼みだしたら、どんどん利用しちゃう。結局、自分の得意分野のコストパフォーマンスを上げることに集中するってことだから。そればかりを追求するのは、人間としてどうなのかと思うけど、結局ワーク/ライフバランスって、気持ちをコントロールすることになるんだろうね。ワーク/ライフバランスができていないと人間生きていけない。だけどワーク/ライフバランスっていうのは、個人の生活を確保するためにあるのではなく、逆に目の前の仕事を150%するためにどうしても必要なものなんじゃないかな。たとえば寝る前の10分間は本を読みたいとか、どうしても休日に散歩したいとか。
― もう少し具体的にお話しいただけますか?
まずワーク/ライフバランスなんて口に出さないこと。そして、ワーカーホリックであること。これをやっていると耐え難くなってどこかで倒れるの。普通は倒れる前に少しずつバランスをとって、仕事と生活のバランスを体験で覚えていくんだと思うな。それを個人の生活を守ることからスタートしてしまうといつになっても仕事が本物にならない。仕事をする人生にとっては不幸なことだと思う。仕事をする以上、それを通じて何かを成し遂げない人生は意味がないと思うからね。それがあっての個人生活だろうと。
― 今話題になっている2007年問題や女性管理職の活用に関してどのように考えていらっしゃいますか?
無理して考えることじゃないよね。60年前だって本気で働いて子供を立派に育てた女性はたくさんいたわけだもの。環境が整ってないから働けないなんて言う人はどんなに環境を整えてもだめ。そんな人は管理職になる資格は無い。ただ従業員に対してはできる限り働き易い環境を整える努力は必要だと思います。時代によって求められる職場環境は違ってくると思いますが。それは男女問わずね。ただ働き易い環境ができたからといって、女性管理職が出てくるわけではないと思います。マネジメントする立場の人間は、社内の環境がどうあろうが、男であろうが女であろうが、求められる役割はずっと昔から変わっていないと思います。結局ツールを使うことによる利便性がもたらすものは、ことの本質に関係ないことが多いんですよね。仕組みだけを整えても社会は変化しない。むしろ違った方向にいってしまう。本気で働く女性が増えることによって、初めて社会としてその人たちをサポートしようということが真面目に行われるんじゃないかな。
| 『カリスマヘッドハンターが明かす リーダーの条件』 |
『転職できる人、できない人』 |
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:大和書房
「本物のリーダー」になるためには、まず日本人の魂を取り戻さなければならない。失われてしまった道徳観、武士道精神を取り戻し、身につけるにはどうすべきか。人として、リーダーとしての生き方を提示し、「本物のリーダーになるための10ヵ条」や必読図書・推薦図書をご紹介。ひとりでも多くの方に「本物のリーダー」を目指していただきたい。 |
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:新潮社
「転職術」から「転職道」へ。本当の転職が可能となるのは、仕事を究めた40代以上のビジネスリーダー。20代、30代の転職は、ゼロもしくはマイナスからのスタートになりかねない。仕事を通じて人間的に成長する「仕事道」とは?武士道や様々な古典から、現在のビジネスマンに欠如しているものを探る。
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| 『「もうこの会社やめたい」と思ったとき読む本』 |
『経営力』 |
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著者:古田 英明 + 縄文アソシエイツ
出版社:大和書房
「ビジネスマンとしてせっかく働くのなら、本物の人生に出会うための仕事をしていただきたい」との願いが込められている。働くことの本当の意味を考え、世の中に流布する「転職に関する誤った常識」を斬り、真に幸福なビジネスマン人生を送るための方法、本物の人生に出会える幸福な転職などを紹介する。
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著者:古田 英明 + 縄文アソシエイツ
出版社:全日出版株式会社
経営力とは、自分の持っている力を組織のために活用し、その組織に課せられたミッションを遂行する能力のこと。人材過多、人財不足の今の時代、「人財」になる―川を越える―ためにはどうするべきか。これからのキャリア戦略も提示。ビジネスリーダーになるための必読書。
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| 『転職術』 |
『稼げる人 稼げない人』 |
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:新潮社oh!文庫
やみくもな転職は災いのもと。まずはビジネスマンとしての「市場価値」を知ることが大切である。また大企業から大企業への転職はするべきではないなど転職に関する具体的なアドバイスが満載。ビジネスマンとして自らを振り返るきっかけを与えてくれる。
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:総合法令
日本を代表する22人の経営者、上級ビジネスマンとの対談集。年収8ケタの上級ビジネスマンになるための秘訣、ポイントが凝縮されている。
21世紀の上級ビジネスマンを目指すあなたへ。
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| 『上級ビジネスマン』 |
『めざせ!社外取締役』 |
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:総合法令
これからのビジネスマンのあるべき姿とは何か。年代ごとにやっておいた方がよい事、陥りやすい落とし穴など、ヘッドハンターからのアドバイス。時代の変化の中で自らを見失いがちな風潮に警鐘をならし、忘れてはならない本質の部分について語る。
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:総合法令
いま、日本企業がかかえるいちばんの問題点は、取締役会の弱体化ではないか。本来取締役以下の業務執行者をチェックする機能が働いていない。これを解決してくれるのが社外取締役である。ビジネスマンも、経営のプロとしての社外取締役をめざして欲しい。
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| 『新ヘッドハンターとつき合う法』 |
『あなたは必ず出来る人になる』 |
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:総合法令
5年間の社会の変化を踏まえ「ヘッドハンターとつきあう法」を大幅に改訂。よい転職をするためのポイント、転職の常識のウソ、縄文流ヘッドハンティング術など、転職のノウハウを語ると共に、一般の転職本とは一線を画し、安易な転職を戒める。本当の意味でキャリアを深めたい方へ。
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:総合法令
学歴、地位、役職−私たちを取り巻くこれらの前提に関係なく、個々人が理想を失わなければだれでもきっと「できる人」になる−多くの経営者・ビジネスマンに接している著者が、日頃感じていること・気づいていることをまとめたビジネスマンの皆様へのメッセージ。
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| 『ビジネスマンの値段』 |
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著者:古田英明+縄文アソシエイツ
出版社:亜紀書房
人材の流動化が進む今日、ビジネスマン
として自分の値段は果たしていくらなのか、現在の会社以外で自分はどれほど評価されるのかは多くの人がもつ疑問であると思う。自己のキャリアについて客観的な物差しをどのように持ったらよいか、ヘッドハンターの経験から語ったノウハウ集。
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